Asbestos Removal

吹付アスベストの除去工事 レベルⅠ

Workflow

作業の流れ

工事開始前・事前業務

構造物の調査

まず、増改築の有無や・構造体の強度を調べます。

アスベストの使用の有無の確認

施工計画の作成

・解体計画、環境保全計画、安全管理計画
・分別解体などの計画
・建設副産物リサイクル・処理計画の作成
・有害物処理計画の作成(アスベスト他)

事前届出

 
建築物除去届(建築基準法第15条第1項の規定による)
・工事部分の床面積が10㎡をこえる建築物の除去工事をする場合に届出が必要
・工事施工者が、建築主事を経由して都道府県知事宛に届出を行う
 
建設工事計画届
・高さ10m以上の足場の組立を行う場合(労働安全衛生法第88条第2項の規定による。組立開始30日前までに届出)
・吹き付けられている石綿などの除去を行う場合(労働安全衛生法第88条第4項の規定による。工事開始14日前までに届出)
・所轄労働基準監督署長宛に届出を行う。現場検査あり
 
特定粉じん排出等作業実施届 (大気汚染防止法の規定による。工事開始14日前までに届出)
・発注者又は自主施工者が所轄市町村の公害対策担当に届出を行う。現場検査あり

湿潤剤散布

準備作業

作業主任者の選任

特別教育修了者の配置

保護服(保護衣・呼吸用保護具・保護めがね・保護帽・安全帯など)の確保

特別管理産業廃棄物管理責任者の選任

看板等の掲示・表示

産業廃棄物管理表(マニフェスト)の管理

アスベスト除去作業

く体(石綿含有吹付け材・耐火被覆材・断熱材・保温材)解体作業(アスベスト関連のみ)

作業場所の隔離

事前清掃(HEPAフィルター付き掃除機)

床の養生・足場の組立・壁、天井面の養生

セキリュティゾーンの組立・設置

負圧除じん装置の設置及びエアレスプレイヤーの設置

既設物・照明器具・調度品・什器備品等の養生

作業前粉じん濃度測定

 

作業場所の隔離

保護衣・呼吸用保護具・保護帽・安全帯などの使用

飛散防止抑制剤の吹付と含浸確認

石綿の除去作業中の墜落・転落・感電防止

作業中粉じん濃度測定

除去した石綿の 袋詰め

床面・足場上・既設物等の飛散防止剤の吹付

床面・足場上・既設物等の清掃(HEPAフィルター付き掃除機)

 

後始末処理

壁・床面・足場上・既設物等の養生撤去と袋詰め

仕上げ清掃(HEPAフィルター付き掃除機)

作業後粉じん濃度測定

 

特別管理産業廃棄物搬出作業>

廃石綿(特別管理産業廃棄物)の処理

アスベスト除去作業

内装材(整形板等)解体撤去作業(アスベスト関連のみ)

こちらはレベル3の場合のみとなります。

除去作業

呼吸用保護具(マスク・メガネ)・作業衣・保護帽・安全帯などの使用

石綿含有建材の除去(原則手ばらし)

除去部材等への湿潤化

墜落・転落・感電防止措置

 

後始末作業

高性能真空掃除機を使用し、最終清掃

石綿含有建材の集積・袋詰め(プラスチック袋2重梱包)・結束

積み込み搬出(通常の産業廃棄物)、最終処分場へ

02アスベスト除去作業

工事完了・事後処理

作業記録の保存(30年間)

Points of asbestos removal work

アスベスト(石綿)除去作業のポイント

その1 アスベストを散らさない!

発ガンや呼吸器系への悪影響など、有害物質であるアスベストを散らさないことがまず大前提となります。
クーリングシャワーの設置や作業場の負圧化など、様々な作業が必要となります。

その2 アスベストを吸引しない!

こちらも当然のことですが、現場での作業員や、解体現場の近隣住民の方が
間違ってもアスベストを吸引してしまわないように万全の対応を致します。

その3 環境汚染対策

人体に悪影響なものが自然に良いはずがありません。現場を密閉するなどで、
汚染物質が外に漏れ出さないようにしています。

Importance of asbestos removal

アスベスト(石綿)除去の重要性

アスベストが使用され始めた1955年の当時は、耐久・耐熱・耐薬品・電気絶縁といった性質かつ安価で調達が可能だったため、「奇跡の鉱物」とまで呼ばれていたこともあったそうです。
ところが、皆様もご存知の通りアスベストを原因とした健康被害が叫ばれてからは「奇跡の鉱物」から一転「有害物質」として認知されています。そして具体的にどんな被害が確認できるかというと、息切れや、胸や背中の痛みなど呼吸器系への被害や、ガンを引き起こす原因の一つとなっています。

 

そういった被害を被らないためにもアスベスト(石綿)の除去は喫緊の問題となっています。
つい最近も、とうとう国が一定の条件を超えたアスベストを使用されているとされる建物の検査を促しています。
そしてそれでもなんと280万件もの未検査の建物があります。
社会のルール、そして健康を守るため、アスベストの調査・除去は必須となっています。
旭産業では検査から除去まで必要な業務を全て請け負っております。一般の方はもちろん、マンションのオーナー様、企業様なども一度ご相談ください。